理科実験　　　カルメ焼き（砂糖の変化の観察）

　　準備するもの　　カルメ焼き用おたま（銅製）　　かきまぜ棒（木製）　　温度計
　　　　　ねれ雑きん　　スプーン　　ガスバーナー
　　材料　　ザラメ糖　　重曹（炭酸水素ナトリウム）　　卵白
　　　　　　　（重曹に卵白を加え，よく練っておく）

　　手順

• ガスバーナーの管以外の部分に古新聞をかける。
• おたまにザラメをスプーン山盛り３杯入れる。
• ザラメがひたるくらい水を入れ，ガスバーナーで熱する。
• ザラメが溶けるまでは，割り箸付温度計で静かに混ぜる。

（初めのうちは大きな泡がふき上がるので，おたまから吹きこぼれないように注意する）

• 温度計は時々まわして，液全体の温度を測る。
• 100℃から110℃くらいで，温度の上がり方がゆるやかになる
• 110℃を超えると泡はこまかく粘り強くなって，透明感が出てくる
• 液の温度が125℃を超えたら火から下ろし，ぬれ雑きんの上において，10数える（実際には10も数えると冷えてしまってうまくふくらまない。2-3秒でよいようだ）

　　　　　絶対に130℃を超えてはいけない

• 重曹（炭酸水素ナトリウム）をかきまぜ棒の先に付け出てくる泡をつぶすように，す早く20秒ほどよくかき混ぜる。

　　　　　しだいに粘っこくなってきたら，まぜ棒をおたまの中心からぬいて，ふくらんでくるのを待つ。

• 　ふくらみきったら，雑きんの上においておたまを冷やす。

• 　30秒くらいしたら再び火にかけ，カルメ焼きとおたまのくっついている部分を溶かし，紙の上にポンとあけて出来あがり。

　　　　（失敗したときは少量の水を加えて火にかけて溶かして取る）

　参考文献　　　左巻健男（編）『理科おもしろ実験ものづくり・完全マニュアル』（東京書籍）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ＢＡＣＫ　ＴＯ　ＭＥＮＵ