理科実験　　　　　　　体を使った物差しと速度

目的
　　自分自身の体の一部を使って長さが測定できることを実習しよう。
　　身長とその他の測定項目との間に関係はあるだろうか。
　　結果をグラフにして表示することを実習しよう。
　　自分の歩く速度や自転車を走らせる速度を測定してみよう。　　

実験準備

　　用具　　 物差し（定規），メジャー，巻尺，ストップウオッチ，電卓

実験方法

�T．身長と足の大きさ
　1)あなたの身長は何cmですか。また，履いている靴の大きさから，足の大きさは何cmですか（もし足の大きさが不明な場合は測定して下さい）。
　2)班の人も含めて１０名の人の身長と足の大きさを記録して下さい。
　（男性には●　女性には○印をして区別しておいて下さい）

　　　　　　　　身長　　　足　　　　　　　　　　身長　　　　足　
　　　　Ａさん　　　　　　　　　　　　　Ｂさん
　　　　Ｃさん　　　　　　　　　　　　　Ｄさん
　　　　Ｅさん　　　　　　　　　　　　　Ｆさん
　 　 　Ｇさん　　　　　　　　　　　　　Ｈさん
　　　　Ｉさん　　　　　　　　　　　　 　Ｊさん

　3)身長と足の大きさにはどんな相関があるかを調べます。
１０名の人の記録をもとにグラフの上に各人の記録を点で表して下さい。そのとき，男性は●，女性は○で表して下さい。

　　グラフ上の点を見て，��身長の大きい人が足が大きい�≠ﾆいう仮説が正しいかどうか考察し，その内容を下に書きなさい。

�U．体を使った物差し

• 自分の体の一部がどのくらいの長さがあるかをcm単位で測定します。最初によく測定に使用される所から測定してみます。結果を記録するとき必ず単位も書くこと。
• 手を開いたときの親指の先から中指の先まで距離を測定してみましょう。　　
• 親指の一番太いところの幅。
• ひと尋（ひろ）という長さは両腕を横一直線にしたときの右の指先から左の指先までの距離です。この長さはほぼ身長に近いと言われています。本当でしょうか。測定して確かめてみましょう。
• あなたの体の中でほぼ10cmのところを見つけて下さい。それはどこでしたか。
• 自分の歩幅がどのくらいあるかを測定してみましょう。今度の単位はｍです。

• 廊下（または外）で普通の歩き方でちょうど10歩，歩いた時の距離を測定してもらいましょう。何ｍでしたか。

�V．次に普通の歩き方でちょうど100歩を歩いた時の時間をストップウオッチまたは秒針付の時計で測定しなさい。３回測定して平均しなさい。

• 前の結果から，あなたの歩く速度を時速（１時間当りの距離ｋｍ）で算出しなさい。（　1kmは1000mです）
• あなたの歩幅（１歩の幅）は何cmでしたか。他の人と比べてみなさい。身長との関係がありましたか。
• 自転車で走るときの速度を測定してみましょう。

　あらかじめ距離のわかっているコースを自転車で走って，スタートからゴールまで何秒かかったかを測定してみましょう。走り方は自由ですが，一定の速度で走って下さい。周囲に注意して人に衝突しないよう充分注意して下さい。

• どんな走り方をしましたか（○をつけて下さい）

　　　　　　　ゆっくり　　普通　　　急いだ

• 何mのコースを何秒で走りましたか。

• 時速に直すと何km／時ですか。

�W．あなたの体力測定のデータから算出しなさい。

• あなたの５０ｍ走の記録は何秒ですか。

• それを時速に直すと何km/時ですか。

• あなたの１５００ｍ走の記録は何秒ですか。

• それを時速に直すと何km／時ですか。

考察および感想

　参考文献　　　BACK　TO　MENU

　身長と足の大きさには相関関係がある。両手を横に伸ばして、端から端までの長さは、ほぼ身長に等しい。歩く速度はほぼ時速4-5km、自転車の速度は時速20km前後と算出される。